投稿8作目「動かなきゃ始まらない」32P
りぼん漫画スクール2002 7月号 Aクラス 奨励賞 ツイート

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あらすじ
橘愛流(たちばなえる)はクラスメートの笹井智也(ささいともや)君が好き。 今まで好きな人に思いを伝えられずに後悔してきた。 だから今度こそは告白しようと決意。

夏休み直前、エルは面と向かって告白できるか不安だったので、手紙を書いた。 笹井君が帰る所を捕まえたが、エルの頭の中はパニック状態! そして何も言えずに前日に書いといた手紙を渡した・・・はずなのだが、 笹井君はその場で開封。「あの・・・この成績表をオレにどうしろと・・・?」 エルが渡したのは、手紙ではなく、成績表だったのだ。 慌てて成績表と手紙を取り替えて、ダッシュで逃げるエルであった。

返事を聞けぬまま、1週間が過ぎた。 エルはこのままではいけないと、笹井君に電話をかけた。 「会ってちゃんと話したいんだけど・・・」と使えたが、 「ごめん、会いたくない。」の返事。そして切られた。 落ち込むエルに、親友のリナが励まして、「まだ好きでいるくらいいいよね。」と立ち直る。 2人で気晴らしにカラオケに行ったのだが、そこには笹井君の姿が・・・! 笹井君に駆け寄って、エルは・・・!?

絵についてのアドバイス
コマ割、構図、イメージの、よりセンスアップ目指して表現工夫を。

ストーリーについてのアドバイス
話としてのまとまりはある。

総評
(絵)人物のアップはパンチは出るものの、同じものが続きすぎると 画面が単調になりダレてもくる。その場その場に、よりピッタリのイメージ作りを。 ドアップ・ロングの効果的な使い分けを。

(話)手紙、電話等々と、主人公の告白をめぐっての心情は、よく描けているし、 伝わってもくる。が、32P使って、ドキドキ、モヤモヤだけでは、内容として物足りない。 恋をするとなぜ、心がモヤモヤ、ドキドキするのか、多彩なエピソードをからめて もっと深みのあるドラマづくりを。

はい、これまた実話が影響しまくってます(笑)。いやーお恥ずかしい。 さすがに成績表ネタはフィクションですが(笑)。 電話で「会いたくない」って言われたことあるのは、ノンフィクションです。あー痛いねぇ。 この話描きながら、思い出して泣きそうになってたよ。今はもう全然平気ですが。 羞恥心を捨て去り、自分が心の中で思ったままを表現していったせいか、 主人公の心情が伝わってくるとの評価を貰うことができました♪ 今読み返してみて、やっぱエピソードが少ないな〜と感じます。 ちなみにタイトルは最初、「恋愛論」とつけていたのですが、
こんなのちっとも恋愛論じゃねぇー!と思って、急きょ「動かなきゃ始まらない」に変更しました。 このタイトルもそのまんまで捻りがなくて、つまらんですね(汗)。

表紙の絵・・・。手が小さいと指摘を受けました。 なるほど・・・ほんとに小さい。こんな手小さい奴いるかー!(笑) 表情の変化に乏しい。しかも同じ大きさの絵が多い。 大きさが違くても、上半身の絵がやたらと多い。なんじゃこれは。 初めて電話らしきもの描いたが、これまた下手です(汗)。 背景の書き込みがまだまだ少ない。 アップ描くなら、もっと思いっきりでっかく描きやがれー!!(昔の自分に言ってる) やっと奨励賞までこぎつけたものの、まだ突っ込み所が多い作品でした。


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