あらすじ: 橘愛流(たちばなえる)はクラスメートの笹井智也(ささいともや)君が好き。 今まで好きな人に思いを伝えられずに後悔してきた。 だから今度こそは告白しようと決意。 夏休み直前、エルは面と向かって告白できるか不安だったので、手紙を書いた。 笹井君が帰る所を捕まえたが、エルの頭の中はパニック状態! そして何も言えずに前日に書いといた手紙を渡した・・・はずなのだが、 笹井君はその場で開封。「あの・・・この成績表をオレにどうしろと・・・?」 エルが渡したのは、手紙ではなく、成績表だったのだ。 慌てて成績表と手紙を取り替えて、ダッシュで逃げるエルであった。 返事を聞けぬまま、1週間が過ぎた。 エルはこのままではいけないと、笹井君に電話をかけた。 「会ってちゃんと話したいんだけど・・・」と使えたが、 「ごめん、会いたくない。」の返事。そして切られた。 落ち込むエルに、親友のリナが励まして、「まだ好きでいるくらいいいよね。」と立ち直る。 2人で気晴らしにカラオケに行ったのだが、そこには笹井君の姿が・・・! 笹井君に駆け寄って、エルは・・・!? 絵についてのアドバイス: コマ割、構図、イメージの、よりセンスアップ目指して表現工夫を。 ストーリーについてのアドバイス: 話としてのまとまりはある。 総評: (絵)人物のアップはパンチは出るものの、同じものが続きすぎると 画面が単調になりダレてもくる。その場その場に、よりピッタリのイメージ作りを。 ドアップ・ロングの効果的な使い分けを。 (話)手紙、電話等々と、主人公の告白をめぐっての心情は、よく描けているし、 伝わってもくる。が、32P使って、ドキドキ、モヤモヤだけでは、内容として物足りない。 恋をするとなぜ、心がモヤモヤ、ドキドキするのか、多彩なエピソードをからめて もっと深みのあるドラマづくりを。 はい、これまた実話が影響しまくってます(笑)。いやーお恥ずかしい。 さすがに成績表ネタはフィクションですが(笑)。 電話で「会いたくない」って言われたことあるのは、ノンフィクションです。あー痛いねぇ。 この話描きながら、思い出して泣きそうになってたよ。今はもう全然平気ですが。 羞恥心を捨て去り、自分が心の中で思ったままを表現していったせいか、 主人公の心情が伝わってくるとの評価を貰うことができました♪ 今読み返してみて、やっぱエピソードが少ないな〜と感じます。 ちなみにタイトルは最初、「恋愛論」とつけていたのですが、 こんなのちっとも恋愛論じゃねぇー!と思って、急きょ「動かなきゃ始まらない」に変更しました。 このタイトルもそのまんまで捻りがなくて、つまらんですね(汗)。 表紙の絵・・・。手が小さいと指摘を受けました。 なるほど・・・ほんとに小さい。こんな手小さい奴いるかー!(笑) 表情の変化に乏しい。しかも同じ大きさの絵が多い。 大きさが違くても、上半身の絵がやたらと多い。なんじゃこれは。 初めて電話らしきもの描いたが、これまた下手です(汗)。 背景の書き込みがまだまだ少ない。 アップ描くなら、もっと思いっきりでっかく描きやがれー!!(昔の自分に言ってる) やっと奨励賞までこぎつけたものの、まだ突っ込み所が多い作品でした。 |