ネーム編

漫画でいうネームは、2つあります。一つはセリフ、もう一つは下書きの下書きのよ うな物。ここでは、後者の事について説明します。

ネームに必要な道具は、適当な紙(わら半紙でも可)、鉛筆(シャーペン)、消しゴ ム。これさえあればOK。あ、あとプロットもね。


「サクラチル」のネームの一部。人物の配置、コマ割、セリフを決めます。絵はラフ でOK。細かく描く必要は無いです。デッサン狂っても気にしない(笑)

ネームを描く時に気をつけること。

起承転結っていうのがありますよね?そういうのはあんまり気にしなくてもいいかと 思われます。自分が今とても描きたいんだー!ってな想いをを思いっきり紙にぶちま ける気持ちで描いてみましょう。恋愛ものだと、ちょっと恥ずかしいな〜。ってのが あるかもしれません。照れが入ると、どうしても素直な表現ができなくなってしまい ます。でも、照れて素直な気持ちを覆い隠してしまうと、主人公の気持ちもウソっぽ くなってしまいます。ここは恥ずかしいのを我慢して、日ごろのあなたの気持ちを主 人公に言わせてみましょう。大丈夫、きっと素敵で自然なセリフが生まれてくるはず ・・・。
とはいえ、ヤマ場の無い漫画は面白くありません。例えば、幸せいっぱいな主人公を 不幸のどん底に突き落としてやりましょう(笑)ここで読者をハラハラドキドキさせ ます。これが「転」ですね。

状況説明は、なるべく行動に出させるとか、自然な会話の中で表現するなりして、説 明が多くなりすぎないように注意しましょう。漫画なのですから、セリフが多くては 読者も疲れてしまいます。読む気無くしてしまう可能性もあります。

ネームでは、実際にコマも割っていきます。その際、左右のページのバランスに気を つけましょう。左右で似たようなコマ割になってしまわないように。下書きに入ると きに間違えないように、閉じる側(奇数なら右。偶数なら左)を空けて描くようにし ましょう。

描いてる途中で他の話を描きたくなっちゃう人もいるかもしれませんね。そんな時は 、新たにできたネタは、ネタ帳にストックしておきましょう。とりあえず1作でも完 成させてみないとストーリーの構成能力はつきません。頑張って描き上げましょう。

頑張って書上げたら、少し時間を置いてから、見直しをしましょう。場面転換は自然 か、漢字は間違っていないか、などをチェックします。話が面白いか、分かりやすい かどうかは、他人に見せてみるのが1番です。身近にいる友達に見せて、良い所、悪 い所などを聞いてみると良いかもしれません。ただ、悪い所指摘されて「じゃあお前 は描けるのかー!?」とキレる可能性のある方にはオススメできません。友情ぶっ壊 れても、責任は負いません。あくまで、人の意見を素直に聞ける人にはオススメって 事で・・・。


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