ベタ編

さて、ベタといってもただ塗り潰すだけじゃありません。
白い部分を残す事で色々な効果を出す事ができます。まずは髪のツヤ。

筆ペンを使って塗っていきます。
私がいつも使っているのはコチラ。






ベタ髪にする時は、髪の毛の線をなるべく少なめにした方が 出来上がりがキレイに見えるようです。輪郭をとるような感じで・・・。

ペンを入れたら、鉛筆か、水色系の色鉛筆でツヤのくる部分にアタリを付けま しょう。慣れてきたら、アタリはとらなくても大丈夫だと思います。






筆ペンの先っちょを使って、ツヤに向かってスーっと力を抜くような感じ で線を引いていきます。ホントに先が軽く触れるくらい、紙をそ〜っとなでるような気持ちで引くと細い線が引けます。
筆ペンのインクの出によって、かすれたり、太くなりすぎたりする事があるので、いらない紙などで試し書きして調節すると良いですね。

頭部の曲線になってる髪のつや部分は、上手く紙を回して描きやすい方向を探してみましょう。これはずれないように描くのはホント難しいです(汗)未だに。筆ペンを持つ手を紙につけないように少し浮かし、肘を支点にして肘から動かすように描きましょう。

私の場合、毛先からツヤに向かって引くので、毛先の方が汚くなってしまう事があります。そんな時は毛先の方に向かって線を引くなどして、自然な毛先になるように修正します。筆の向きも変えてみると、キレイな線を描ける角度が見つかるかもしれません。

髪の毛の流れを意識しながらやると、よりキレイにできます。



完成☆

必要に応じて、ホワイトで修正、丸ペンで髪の毛を付け足せばなおGood!






最近は面倒なので、丸ペンで髪の線を入れずに、いきなり筆ペンで塗ってます。「チョコレート・ドーナツ」の千代くんがそうです。











こんな感じに。




ベタ髪の頭がコマの中いっぱいにある時、よくはみ出しちゃいませんか?
そんな時はマスキングテープを使うと良いですよ☆
はみ出したくない部分に沿って、マスキングテープを貼ってから、
普通にベタ塗り作業をします。終わったらテープをはがして出来上がり☆




「にゃわわ」ツヤベタ後の原稿↓
「にゃわわ」ベタの後
ベタがあると、どことなく画面が引き締まりますね。

お次はベタフラッシュです。
私も教えられるほど上手く描ける訳じゃありませんが(汗)




まず、ベタフラッシュにしたい所に、アタリをつけます。

そんである程度使い込んだ丸ペン(またはGペン)で、クサビ型になるように線を引いていきます。
何である程度使い込んである方がいいかというと、 新しい物だと強弱がつけにくいからです。 使い込みすぎたものでも、細い線が出なくなっちゃいますが(汗)
中心に向かうにつれて細い線になるように、スッと引きましょう。 普通のフラッシュと同じ要領で。 なるべく線と線の間隔を狭くして描いてください。 というか隙間のないように。



線を引き終わったら、筆ペンで線の隙間を埋めていきます。 はみ出してしまわないように注意!!


周りをキレイに塗りつぶしたら、出来上がり☆ 私がやると、最初のアタリを全然違う風になってしまう・・・(汗) まだまだ練習不足ですかねぇ・・・。



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