トーン編

★トーンって何だ?★
 トーン編という事で、ここでは漫画によく使われるスクリーントーンの説明をします。 スクリーントーンと呼ばれる物は、透明なシールのようなシートで、表面に様々な模様が描かれています。 漫画を見ると、細かい点が均一に並んでいる部分がたくさんありますよね? あれはスクリーントーンによる物です。 ちなみに点々だけのトーンは、網(あみ)トーンと呼ばれているみたいです。  私は小学生の頃、あの点々は漫画家さんが自分で描いてるもんだと思い込んでいました(笑)
 それとは別の丸などのホワホワ〜とした点々は、そういうトーンもありますが、手描きでも十分いけます。 むしろ漫画初心者さんは、練習のためにも自分で描く事をおすすめします。 ホワホワ〜っとした点ってどんなんだ?って方はコチラ。下のコマにホワホワとしたのがありますでしょう?これ、自分で描きました。根気のいる作業ですが頑張りましょう♪

★どんなトーンがあるの?★
 トーンにもいくつか種類があります。 こすった所だけ模様が付く転写タイプのものや、 白抜きトーンという、白い点や模様が入っていて、絵にぼかし効果を与えられるものや、 カラートーンという、色のついたトーン(カラーイラストなどに使用)まであります。

★どこで買える?★
 まず、普通の一般的なトーン。大きめの文具店や、アニメイト、コミケ(同人誌即売会?)のイベント会場などで手に入ります。また、近くにそういった物が無い場合は、通販という手もあります。

★いくらくらいするの?★
 メーカーによって値段も種類も様々です。私がオススメしたいのはデリータースクリーン。これは1枚280円と、比較的安く、種類も豊富だし、粘着力も程よくて使いやすい♪ さらに年に何回かは5枚で1000円(税抜き)セールがあってお得☆(他の地域ではどうか分かりませんが)
 デリーターの次にオススメなのはI-C スクリーン。デリーターよりちょっとお値段が上がってしまいますが、質も柄も良い感じですv(たしか1枚400円くらいだったかな?)漫画家さんの多くはここのトーンを使っているんじゃないでしょうか(たぶん)

★どうやって使うの?★
 トーンを切り貼りするにはカッターを使います。間違ってもハサミを使ったりしないように(笑)私は初めてトーンを買った時、ハサミで切っちゃいましたけどね(爆)
 私はデザインカッター(400円くらい)を使っていますが、普通の100円カッターでも十分でしょう。デザインカッターは細かい所を切るのに便利です。 一度これに慣れちゃうと、100円カッターが使いづらくなります(笑)
 次に、トーンを切って貼るまでの流れを画像つきで見てみましょう。

@ABCD
貼りたい部分よりちょっと大きめに切り取って、貼りたい部分に軽くこすって定着させます。 線に沿って切っていきます。 周りの余分なトーンを引っぺがします。 紙を乗せてはがれないよう、しっかりとこすります。 細かい所を切り取ります。Cでしっかりこすって定着さえておかないと、切る時にトーンがずれたり、はがれたりする事があるので注意。


初歩的な使い方は以上です。
もうちょっと踏み込んだトーンの使い方は、また今度。 次回「続・トーン編」でお会いしましょう(笑)


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